【危険⁉】鎮痛剤のメリット・デメリット
2022.08.04
健康情報

九州大学近く~ハスノハナメディカルケアオフィスより~

 

▼鎮痛剤を飲み続けると・・・

「頭痛・肩こりがひどい」「神経痛がツライ」「生理痛がひどい」「腕や足がうずく」「ケガをして痛い」など、こういった場合に鎮痛剤(痛み止め)を服用する方も多いと思います。

服用すると一時的に楽になりますよね。しかし、すべての薬に通じる事ですが、薬は使いどころが肝心です。この使いどころを間違えると治りが遅くなる上、大きなデメリットがありますので注意が必要です。


▼鎮痛剤の使いどころ

じっとしていてもズキズキうずく、いわゆる炎症が起こっている時は鎮痛剤を服用してもオッケーです。炎症反応を抑える事で痛みが軽減します。ただ楽になるからといって、鎮痛剤に依存してしまうと大きなデメリットがあります。

 

▼鎮痛剤を飲み続けると・・・

まず腎臓への負担がとても大きくなります。腎臓は細い血管がたくさん集まっていて、血液中のゴミを排出するろ過装置です。鎮痛剤を飲み続けると腎臓の血管がキュッ縮んでしまい血圧が上昇します。すると細い血管が傷つき腎臓を傷めてしまいます。

その結果、体の倦怠感・むくみ・尿の減少・頻尿・貧血などの症状が引き起こされることがあります。さらに進行すると慢性腎炎や腎不全、心血管合併症などを発症することもあります。

また胃も荒れて、胃薬も飲まなければいけないという状況に陥りやすいです。

鎮痛剤を長期的に飲み続けると、こういった副作用がありますので注意が必要です。

また「痛くなる前に予防的に飲む」というのも、気持ちは分かりますがあまりオススメはできません。

だんだんと鎮痛剤が効かなくなり、より強い薬が必要になったり量が増えたりするからです。すると副作用の症状が引き起こされる可能性が高まります・・・。

鎮痛剤はどんなに続けて飲んだとしても6日がせいぜいです。それ以上は続けて毎日飲まないように気をつけましょう!

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