今回はPMS【月経前症候群】についてお伝えします。PMSとは、生理前に起こる不調の事を言います。例えば
・体の痛み・頭痛・イライラする・精神面の不調・眠気・食欲が出るなど、様々な症状があり、200種類くらいの症状があると言われています。生理前に普段と違う症状が出るのであればPMSと言ってもいいと思います。
「でもしょうがない・・・」と思っている方も多いと思いますが、効果的な改善法もありますので、お困りの方はお試しいただければと思います。
まずPMSの原因は様々なのですが、食事や栄養面が原因でPMSが出てしまうという事をお伝えします。
イギリスのキール大学の研究で、PMSの女性の赤血球・白血球のマグネシウム濃度を計測すると、PMSのない女性に対してマグネシウムレベルが低いという事が分かっています。
つまりPMSの原因のひとつは「マグネシウム不足」が考えられます。
さらに「ビタミンB6不足」も関わっており、この2つの栄養素を摂取する事で改善率が上がる事が分かっています。
逆にPMSの方が摂りすぎている物があります。
✅精製された糖。白い砂糖・甘いもの・お菓子などの食べ過ぎ。
✅乳製品を好んで食べられる方。
✅塩分が多い物が好きな方。
✅精製された炭水化物。(パン・パスタ・ラーメン・うどん・白
こういった物をよく食べている方はPMSになりやすい事が研究で分かっています。
なのでマグネシウム・ビタミンを摂る事も大切ですが、上記の物を摂りすぎないよう引き算する事も重要です。
▼実際何から始めればいいの?
➀マグネシウムについて
日本人はマグネシウム摂取量が不足しています。厚労省が推奨している量が最低でも300~350㎎なのに対し、日本人の平均摂取量が200~250㎎ぐらいしかないと言われています。
実際にマグネシウムを摂りやすい食品で言うと、納豆1パックでマグネシウム量が50㎎ぐらい。雑穀米1杯でこれも50㎎。干しひじき10gで60㎎。バナナ1本32㎎。
こういった食品はPMSと相性が良いです。白米やパンなどの小麦系を食べている方は雑穀米にしたり、こういった食品からマグネシウムを摂るといいです。
②ビタミンB6について
焼き海苔、アボカド、鳥ささみ肉、干し椎茸などビタミンB6が含まれる代表的な食材です。こういう物もいっしょに摂ってあげると効果的です。
雑穀おにぎりにして焼き海苔で包んで食べるというのも、日頃栄養を摂りやすい方法のひとつです。
③引き算も大切。
甘い物を控えたり、塩分を抑えめにしたり、乳製品を摂りすぎないようにして頂いて、和食中心のマゴワヤサシイ食事を意識すると良いです。
食事は大前提として、サプリメントも補助的に助けてくれるのでおススメです。
▼実践!
実践する時は2週間程度を目安にしっかり試してみる事で、体調が変わってくることが多いです。
体調の変化を実感出来たら1ヶ月丸々頑張ってみて、月経が来た時にPMSの症状がどうなのか確認するという流れで実践すると良いです。
まずはこれらの事が自分でできる食事・栄養面からのアプローチになりますので、是非お試しください。