あなたはこんな腰痛経験した事無いですか?
■立ち上がる時に痛い。
■おじぎの状態から体を起こす時に痛む。
■仰向けで寝ていると痛くなる。
■朝の動き始めが痛い。
■車から降りる時が痛い。
この様な腰痛を経験したことのあるあなた・・・原因は「お腹の筋肉」にあるかもしれません!
実はこれ、腰痛の鉄板なのです。ほとんどの腰痛にはお腹が関わっています。この事実を知らないとあなたの腰痛は良くなっていきません。
まずこのお腹の筋肉は「大腰筋」といいます。股関節の付け根から骨盤・お腹の中を通って背骨を結ぶとても重要な筋肉です。その名の通りとても大きく強力な筋肉になります。
*オレンジ部分
大腰筋が硬くなるといわゆる反り腰になります。すると腰骨同士がぶつかったり、つまったりして痛くなります。
立ち上がるときや、体を起こす時に腰が痛むのは、大腰筋が硬くなりただでさえ腰が反っている状態から更に反ろうとするため痛みが出てしまいます。
仰向けで寝てる時に痛くなるケースでも、大腰筋のせいで腰の反りが強くなるからです。こういった方は無意識に膝を立てて寝ているはずです。
それか横向きじゃないと寝れないかですね。
このように大腰筋のせいで腰痛になるケースはとても多く「腰痛の鉄板筋」といえます。
では大腰筋をほぐしましょう!という事になるのですが、大腰筋はお腹の奥深くに指を進入させなければ触れないため、直接ほぐすのは難しいです。
そこで今回は「筋肉のつながり」を使って誰でも簡単に大腰筋をほぐせる方法をご紹介します。
腰痛の方はもちろん、ヘルニア・すべり症と診断されたことがある方、ギックリ腰になりやすいという方は是非日頃のケアに取り入れてください。
大腰筋は「ふくらはぎ(後脛骨筋)」の筋肉と密接につながっています。腰痛を治すためにふくらはぎをほぐすと覚えてくださいね。
*オレンジ部分
今回はテニスボールを使います。ゴルフボールや野球のボールなどでも構いません。ボールなんかないよ!という方は、ご自身の親指でほぐします。
⑴まずはどこまで反れるか、反ったときの痛み程度を確認しましょう。
⑵ふくらはぎの真ん中にボールを挟み、心地良い程度に体重をかけていきます。(スタートは膝裏あたりから)そのまま40秒~60秒ほどじっと待ちます。するとこのぐらい時間が経てば、筋が弛んできます。
⑶一カ所終わったら少し下にボールをずらしまた同じように40~60秒ほぐします。終わったらまた少し下へとアキレス腱まで同じ事をくり返します。
⑷これを2往復します。終わったら反対側のふくらはぎも、膝裏からアキレス腱まで2往復かけてほぐします。
⑸最後に反りやすくなっているか、痛みの程度が減っているか確認しましょう。
<ポイント>
■深呼吸しながらほぐす。
■膝裏からアキレス腱までまんべんなく。
■最低でも一カ所40秒はじっくりほぐす。
■痛すぎないように体重の乗せ具合を調整する。あくまで痛気持ちいい程度で。
以上、腰痛治療にはお腹(大腰筋)というお話でした!是非このケアを日課にしてくださいね!