【腰痛】コルセットってどうなの?
2019.07.05
腰痛
今回もよくいただく質問なのですが、『腰痛にコルセットは有効なの?』というお話です。
結論から言うと、必要なケースもありますが基本的にはオススメできません。
腰痛は多くの場合、他の動かない所をかばって腰骨が動きすぎる事で痛くなります。
例えば股関節が硬くなってしまい腰痛が起こる方が多いのですが、本来股関節と腰は5:5で動きます。
しかし股関節が硬くなってしまうと、股関節2:腰8というように腰が余計に動いて股関節が動かない分をカバーします。
その結果、腰骨同士がぶつかったり限界を超えて動かなければいけないため腰痛になります。
ヘルニア・脊柱管狭窄症なども、これと同じようなシチュエーションが長年続く事で起こります。
そのため動きすぎて痛い腰にコルセットをしたところで、股関節の硬さをとらなければ意味ありませんよね?
普段からコルセットを長時間していると、自前の筋力が落ちて将来的に余計きつくなるといったケースも多いです。
こういった理由で、基本的にコルセットはオススメしませんが例外もあります。
動きすぎる事で「ぎっくり腰」のような怪我に発展してしまったケースでは、コルセットは有効です。
この場合は腰が動かないように固定しないと怪我が治りにくいからです。(同時に腰に負担をかけている原因も治さないといけませんが・・・
痛みが強いけど、どうしても力仕事をしないといけない場合も有効的です。この場合は、力仕事をするときのみ使用し、終わったらすぐ外しましょう。
それ以外の慢性的な腰痛では必要ありません。根本的な原因を治していくことが腰痛撲滅のため大切です!
日常的にコルセットをしているという方は、そのせいで治りが悪くなっている事も多いのでご注意を!
うまく使い分けて下さいね。