【関節リウマチ】
関節の内面を覆っている滑膜に炎症を起こし、関節の痛みや腫れ・こわばりなどを引き起こす自己免疫疾患です。
自己免疫疾患とは、自分の免疫システムが誤って自分の正常な細胞を攻撃してしまう病気です。女性に多く、発症原因についてはまだ詳しく分からないことが多いそうです。
なぜリウマチの話をするのかというと、実際にリウマチによる関節痛でお悩みの患者さんからのご相談も時々あるので、そういった方に少しでも役立つ情報をお伝えしたいという事がひとつです。
実は僕の母もリウマチ持ちで、以前は痛みに悩まされていました。朝の動き始めが痛むとか、手首が痛くてペットボトルの蓋を開けれないだとか・・・。今は薬が昔に比べて進歩しているのと、時々、手技療法を施す事で痛みはかなり緩和している状態を維持できているようです。
患者さんや母の治療体験から学んできたことをお悩みの方とシェアできればと思います。
手技療法での治療のポイントは「部分」と「全体」。
リウマチ免疫疾患なので、体全体をまずは治していかなくてはいけません。ここでいう体全体は、血液循環と血液の質です。
循環をいかによくするか、また循環する物自体をどれだけキレイにできるかが重要です。
普段食べている物が害になってる。逆に必要な栄養素が足りていない。そのどちらにも問題があるケースもありますので、この辺もできる限り食生活を改善していく必要があります。腸内環境を良くするというイメージですね。そうすることで血液の質自体が改善してきますので体が回復しやすくなります。
整体では全体のゆがみを調整し血液の流れ自体を回復させます。それでも指や手首などは、部分的に固くなっていたり変形していたりするので、その固さをひとつひとつ取っていきます。関節の炎症も取れてくるので痛みも緩和してきます。
こういった流で全体(血液循環と質)を改善させながら、部分的に炎症が起きていたり固くなっている関節部分を治していくと、経験上一番結果が出ました。
関節の炎症が強かったり、変形が強くても対応できる手技を持っているので、患者さんも痛みなく施術を受ける事ができます。
こんな時、勉強してて良かったと思う瞬間ですね。
ちなみにリウマチの影響で指や手首が固くなると、そこから肩が上がらなくなったり、腰痛や坐骨神経痛などを引き起こすこともあります。僕の母は右手首の拘縮から坐骨神経痛が起こるパターンです。
将来的な事を考えても、やはり少しずつでも手を打っていった方がいいなと実感しています。お悩みの方はお気軽にご相談してみてくださいね!