「放っておくと膝が悪くなるかも。」「将来歩けなくなるんじゃないか。」「O脚がひどくなるといずれ手術になるかも・・・。」
今後は「変形性〇〇症」と言われる症状が増えてくると言われています。日本人の平均寿命が延びてきている分、体を使う時間も長くなりますよね。そうなると軟骨や半月板がすり減り、関節が変形する可能性が高くなります。
特に変形性膝関節症は今でもお悩みの方は多いですし、これからもっと増えてくると思います。
「O脚だから将来的にもっと悪くなるかも・・・」という可能性も十分考えられるので、未然に防ぎたいところですよね。
O脚自体を治すのは実はそんなに難しいことではありません。そこで今回はO脚のメカニズムと、簡単なエクササイズ法を1つお伝えしますね。
▼そもそもなぜO脚になるの?
日本人はもともとO脚が多いと言われている人種です。同じアジア系の人種でも、タイなんかはほとんどO脚の人はいないそうです。
学生の時に「日本は床の文化だからO脚が多くなったんだよ」と習ったのですが、タイも床の文化だったらしいので「床の文化でO脚になる説」はどうやらあまり関係ないようです。
他にも外国人に比べて筋肉量が少ないから。DNAが狩猟民族か農耕民族か。骨盤の角度が違うから。など様々な意見がありますが、これっ!というよりは、いろんな要素が重なっているんでしょうね。
余談はこのぐらいにして、多くの方が膝のお皿が外をむいてしまうことでO脚になっていると思われていますが、実はほとんどの場合、膝のお皿が内を向くことでO脚になっています。なぜ膝のお皿が内を向くのかというと、股間節が内に捻れてしまっているからです。
股関節が内に捻れる原因としては、お尻やお腹の筋肉が弱くなっていたり、足が内股気味になっているなど姿勢の問題が原因となりやすいです。
以上のことを簡単にまとめると・・・
お尻やお腹の筋肉の弱化。足が内股気味。など姿勢の問題。⇒ 股関節が内に捻れる。 ⇒ 膝のお皿が内を向きO脚になる。
つまりO脚を治すためには、「姿勢」「股関節の捻れ」「足の向き」の3点を修正することがポイントになります。
▼これ試して下さい。
O脚を治すには3つのエクササイズを行う必要があります。よほど膝の変形が強いという事がなければ、1回でもこのような効果が出ます。(写真参)
この患者さんはいわゆる変形性膝関節症です。そういった診断が出ていても、O脚は改善することの方が多いです。
今回は3つのエクササイズの中から1つ簡単な方法をお伝えしますね。
ステップ① 姿勢
軽度なO脚だと姿勢に気をつけるだけで改善してきますので、是非お試し下さい。
①つま先を外にむけ(45°~60°)その状態でお尻をしめるように力をいれる。
これだけで膝がついてくる方は、ただ立ち方が悪いだけという事になりますので、それさえ気をつけるようにすれば改善していきます。これだけでは不十分な方は、ステップ②のエクササイズへ進みます。
ステップ②では股関節。ステップ③では足首。と調整していきます。重度なO脚の方でもこの3つのエクササイズを習慣にすると、必ず形が良くなってきます。
お悩みの方はご相談を!
#膝痛 #変形性膝関節症 #O脚